【センターライン】
-epilogue-
ちょっと意地悪が過ぎたかな。
だけど、覚えていない君が悪いんだ。
まったくって訳じゃなかったみたいだけど…
当たり前か。
いくら眠らされていたとはいえ、
あんだけ叫んで、
あんだけ暴れて、
あんだけ君に触ったんだから。
おれは、あの時に気づかされたんだ。
君が本当に大切だって。
だけど、あの変態猛獣野郎のお陰みたいで、
癪だからおれからは言わない。
君が引いたそのセンターラインを、
飛び越えられる勇気が出たら、
この気持ちだけを伝えよう。
それまではもうちょっと君を、
おれのことで悩ませていたいんだ。
ごめんね、ナミさん。
END
2008/6
←BACK
TEXT TOP